最近、たまたま本屋で時間をつぶしていた時に衝撃を受けた雑誌がありました。
その雑誌の名は「idea アイデア」。
デザイン系の雑誌らしく、アート関連の情報が満載でした。
その中でも、ただいま入手困難になっているのが、2009年5月号で、日本のオタク文化、漫画、雑誌などの表紙デザインについての特集号です。
私が偶然、手にしたのはその特集の後編を掲載した9月号でした。
渋谷の青山ブックセンターをふらふらしている時に目に留まった表紙。
今だからこそ名前を覚えた、村田蓮爾さんの少女のキャラクターが描かれた表紙でした。
どっかで見た事があるなぁと、ページをめくると、あのデザイナー横尾忠則氏が手掛けたという、少年マガジンの表紙の一覧が!!
カラーで掲載されているのもありますが、綺麗なレイアウトに驚き、また、漫画雑誌の表紙に有名デザイナーを起用していた事にも驚かされました。
最近は映画よりも絵画を見に行っているのですが、まさにあの「竹久夢二」が描いた美人画の現代版が、この雑誌に特集として掲載されているかのようでした。
デザインって美しい。
こうなると、ぜがひでも前編の特集号も欲しくなりました。
しかしー
2009年5月号は出版社に問い合わせても、再版の予定なし。古本で探した方が早いですよと言われる始末。
しかも、通販サイトのアマゾンで検索したら新品はすでになく、中古扱いでもなんと!1万円もの値段がっ!!
一万円もだせるかっ!歌舞伎町のぼったくりバーじゃあるまいしと、憤慨しつつ懸命になって本屋という本屋、古本屋をしらみっつぶしに探しました。
徹底的に探さないと気が済まない私。
欲しいものは必ず手に入れます。
すると、なんて事でしょう!某有名書店にあったんです!しかも新品がっ。
定価は3800円だったと思います。
灯台もと暗し。
ネットが当たり前になった今日この頃、多くの人がネットで情報を得ています。
しかしながら、私がお目当ての本を探しあてたのは、電話でした。
名付けて「電話ローラー作戦」。
昔から、欲しい漫画、本はこうやって手に入れてきました。
やはり、アナログ的手法はまだまだ必要ですね。