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再掲載書評「メイキング・オブ・ピクサー」

今回は最近読んだ本について書きましょう。

本のタイトルは、「メイキング・オブ・ピクサー」ディビッド・A・プライス箸 です。

世界中で大ヒットを記録したCG長編アニメーションを製作したピクサー・スタジオ。その知られざる生い立ちを、証言を踏まえて書き記したのがこの本です。

ピクサーの第一作目「トイストーリー」を初めて見た時、ピクサーの作り出すCGの世界に大変驚いたのを覚えています。

当初ピクサーは作品作りをする上で、CGに向いているものと、そうでないものを明確にわけて作品を作りわけてきた傾向がありました。

それは、ピクサーがまだ長編アニメ作品を手掛ける前に、コンピューターグラフィックスを作り出すコンピューター&ソフトウェアを販売する会社だったという経緯があるからでしょう。

しかし、その後、ピクサーは「ファインディング・ニモ」など、決してCGには向いてなさそうな世界をも手掛け、それでいて、実写化不可能な、従来のアニメでもない世界をCG技術を駆使した美しい世界として見せる事に成功しています。

ではなぜ、ピクサーは今のような成功をおさめる事ができたのか?

また、なぜアニメ先進国と言われる日本では、長らくCG長編アニメは成功してこなかったのでしょうか?

ま、このあたりが私の1番の知りたい疑問であり、この本を買った理由なんです。

次回は、このあたりについて書きます。