STUDIO F+のPhoto Blog

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内田百間と新春

2010年1月2日 東京は快晴。

昨夜から今朝にかけて夜勤だったので、
夜勤あけのまま、朝9時50分の山の手線に
乗り込む。

去年から続く不景気の影響もあり、
元旦から初売りをしている百貨店も
あるそうだ。

電車中からふと新宿の??島屋を見上げると
人、人、人の大行列が続いていた。

初売り、福袋に並ぶ人の行列だろう。

私はその行列を横目に、再び走り出した
電車の座席に身を埋めた。

日本は全国的にお正月の雰囲気に包まれていた。

しかし、お正月すべて仕事がある私には、
普段の生活と変わらない感じだった。

初売りの行列は、池袋でも見ることができた。

不景気とは言え、福袋や初売りに集まっている人の行列を見ると、まだまだ日本の経済も復活
の可能性があるような気がした。

福袋や初売りに興味がない私は、一路ジュンク堂書店へ。

目的は、内田百間の小説を買いに行ったのだった。

内田百間と言えば、あの黒澤明監督の映画「まあだだよ」で描かれた人物である。

独特な世界観を持つ、内田百間の小説は、鈴木清順監督によって映画化されたりと、映画と関係が深かったりする。

お正月にも関わらず、なぜか内田百間の小説が読みたくなった私。

日本全国を探しても、お正月に内田百間を読もうと言う人は、いないのではないだろうか。

今年の初小説は、内田百間から始まった。

なんだか、サッパリお正月らしくない2010年の幕開けでした。