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20世紀少年 第一章

第二章をテレビで見たので、DVDでようやく第一章を見ました。

浦沢さんの漫画版は、第一巻で読むのをやめました。

面白いと思わなかったからです。

しかしー

最近、堤幸彦監督を研究しているので、映画版は見てみようと思い、見ました。

いやいや、なかなかどうして、第一章はよく出来ていました。

ラストのエンドクレジットを見ても、かなり制作費がかかっている事がわかります。

「ともだち」の正体は誰だ?

いわゆるサスペンス映画として楽しめました。

やはり、長崎&浦沢コンビのストーリーがよく出来ているからでしょうね。

ただし、長崎&浦沢コンビが世界を救うのは、何をもってしているか?がイマイチわかりません。

新しい哲学なのか?それとも俗っぽく「愛」なのか?

カルト宗教や誤った哲学や思想はいけませんが、宗教の全面的否定は間違いだと思いました。

そもそも人間にとって宗教は水のようなものだからです。

ただし、それぞれが掲げる思想のレベルの高い、低いはありますから、本物を見つけるのは大変かも知れません。

さて、映画の方に話しを戻すと、過去、現在を行ったりきたりする話しに有りがちな、誰が誰だかわからなくなることはなかったですね。

また、堤幸彦監督らしく、効果音の使い方が面白く、また、「ともだち」が登場する度に必ず流れる不気味な曲も効果的でした。

第三章はまたDVDで見るとします。