第二章をテレビで見たので、DVDでようやく第一章を見ました。
浦沢さんの漫画版は、第一巻で読むのをやめました。
面白いと思わなかったからです。
しかしー
最近、堤幸彦監督を研究しているので、映画版は見てみようと思い、見ました。
いやいや、なかなかどうして、第一章はよく出来ていました。
ラストのエンドクレジットを見ても、かなり制作費がかかっている事がわかります。
「ともだち」の正体は誰だ?
いわゆるサスペンス映画として楽しめました。
やはり、長崎&浦沢コンビのストーリーがよく出来ているからでしょうね。
ただし、長崎&浦沢コンビが世界を救うのは、何をもってしているか?がイマイチわかりません。
新しい哲学なのか?それとも俗っぽく「愛」なのか?
カルト宗教や誤った哲学や思想はいけませんが、宗教の全面的否定は間違いだと思いました。
そもそも人間にとって宗教は水のようなものだからです。
ただし、それぞれが掲げる思想のレベルの高い、低いはありますから、本物を見つけるのは大変かも知れません。
さて、映画の方に話しを戻すと、過去、現在を行ったりきたりする話しに有りがちな、誰が誰だかわからなくなることはなかったですね。
また、堤幸彦監督らしく、効果音の使い方が面白く、また、「ともだち」が登場する度に必ず流れる不気味な曲も効果的でした。
第三章はまたDVDで見るとします。